シップスとは?国内外の人気セレクトショップの歴史と魅力に迫る

シップス 解説 ブランド解説

はじめに

シップスは、日本を代表するセレクトショップの一つです。1952年に創業した老舗企業として、長年にわたり国内外の高品質なファッションアイテムを提供してきました。本ブログでは、シップスの歴史、特徴、事業内容など、同社に関する様々な側面を詳しく解説していきます。

シップスの歴史

シップスの起源は、1952年に東京・上野のアメ横で創業した「三浦商店」にさかのぼります。創業者の三浦義哲氏は、当時の母親の店を引き継ぎ、海外からファッションアイテムを直接輸入して販売を開始しました。

ミウラ&サンズの開店

1970年代に入ると、三浦氏は渋谷に「ミウラ&サンズ」をオープンさせました。このセレクトショップは、当時の若者文化の中心地であった渋谷で人気を博しました。

ミウラ&サンズは、海外からセレクトした高級ブランド品を取り扱い、上質なファッションを求める層から支持を集めました。三浦氏の卓越したバイイング力が評価され、同店は一流セレクトショップとしての地位を確立していきました。

SHIPS銀座1号店のオープン

1977年、三浦氏は東京・銀座に「SHIPS」1号店をオープンさせました。SHIPSは、ミウラ&サンズで培ったノウハウを活かし、トラッドでスタイリッシュなアイテムを中心に展開しています。

SHIPSの特徴は、ビジネスやスーツスタイルを得意とする点にあります。20〜40代の実務家層をメインターゲットに据え、スマートでエレガントなスタイリングを提案しています。また、クラシックでタイムレスなデザインが人気を集めています。

全国展開と事業の多角化

SHIPS銀座店の人気に後押しされ、シップスは全国各地に店舗を展開していきました。現在では国内に79店舗を構えるに至っています。

また、シップスはアパレル事業だけでなく、レストランの運営やオリジナルブランドの展開など、事業を多角化させてきました。キッズブランド「SHIPS KIDS」やレディースブランド「SHIPS for women」など、様々なラインアップを用意しています。

シップスの特徴

シップスは、トラディショナルでスタイリッシュなセレクトショップとして知られています。その主な特徴は以下の通りです。

セレクト力の高さ

シップスの最大の強みは、優れたセレクト力にあります。創業者の三浦氏が確立した、海外から直接仕入れる方式が今も継承されています。バイヤーが世界中から厳選した高品質なアイテムを取り揃えているのが特徴です。

特に、イタリアをはじめとするヨーロッパ製のスーツやジャケットは人気が高く、シップスのメインストリームを形成しています。他にも、アメリカンカジュアルやアウトドアウェアなど、幅広いジャンルの商品をラインアップしています。

トラッド&スタイリッシュなデザイン

シップスのデザインは、トラディショナルでスタイリッシュなテイストが特徴です。クラシックなスタイルを現代的にアレンジした、タイムレスでエレガントなアイテムが多数揃っています。

一方で、過度にトレンディなデザインは控えめで、無骨で洗練された大人の男性向けのスタイリングが中心となっています。シンプルでベーシックなアイテムを上手に組み合わせた、スマートな着こなしが魅力です。

価格帯

シップスの取り扱う商品は、比較的リーズナブルな価格帯が中心です。特に1万円前後のアイテムが人気を集めています。

一方で、高級ライン「SHIPS JET BLUE」では3万円を超えるような商品も取り扱われています。このように、価格帯は幅広く、お手頃な商品から一流ブランドまで、様々なニーズに対応しています。

シップスの事業内容

シップスの主な事業内容は、セレクトショップの運営とオリジナルブランドの展開です。ここではそれぞれの事業について解説します。

セレクトショップ事業

シップスの根幹である事業が、セレクトショップの運営です。国内に79店舗を展開しており、SHIPS、SHIPS for women、SHIPS anyなどのブランド別に、それぞれのコンセプトに沿ったアイテムを販売しています。

セレクトショップ事業では、海外からのバイイング力が何よりも重要視されます。経験豊富なバイヤーが世界中を回り、上質な商品を選び抜いています。その際、シップスの商品コンセプトにマッチするよう、細心の注意を払っています。

オリジナルブランド事業

シップスはセレクト商品に加え、自社のオリジナルブランドを7つ展開しています。「SHIPS」「SHIPS for women」「SHIPS KIDS」「Southwick」などがその代表例です。

これらのブランドでは、シップスのデザイナーチームが独自の感性を生かしたラインアップを作り上げています。デザイン性の高さと品質の良さが評価されており、特にSHIPS KIDSは若い世代から人気を博しています。

ブランド名概要
SHIPSメインのメンズブランド。トラッド&スタイリッシュなアイテムを展開。
SHIPS for womenレディースライン。上品でエレガントなスタイルが特徴。
SHIPS KIDSキッズ向けブランド。デザイン性の高さで人気。
Southwick高級スーツブランド。アメリカ製のクラフトマンシップが光る。

シップスの取り組み

シップスでは、ファッション事業を通じた社会貢献にも意欲的に取り組んでいます。近年の主な取り組みは以下の通りです。

SDGs達成への貢献

シップスは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、様々な活動を実施しています。例えば、オーガニックコットンの使用や、再生ポリエステルの採用など、環境に配慮した製品づくりに力を入れています。

また、人権や労働環境の改善、ジェンダー平等の推進なども重点課題としています。サプライチェーンを通じた公正な労働慣行の確立や、女性の活躍支援なども積極的に実施しています。

ワークライフバランスの向上

シップスはワークライフバランスの向上にも注力しており、社員が健康でいきいきと働ける環境づくりに取り組んでいます。長時間労働の是正や、育児・介護との両立支援制度の充実化を図っています。

また、ダイバーシティの推進にも力を入れており、障がい者雇用や高齢者雇用なども積極的に行っています。多様な人材が活躍できる職場環境の実現を目指しています。

地域貢献活動

シップスは様々な地域貢献活動にも注力しています。例えば、全国各地の店舗で行われるクリーンキャンペーンでは、従業員と地域住民が一体となってゴミ拾いを行っています。

また、スポーツ振興やファッション教育支援なども実施しており、地域に根ざした企業活動を心がけています。東日本大震災の被災地支援にも積極的に取り組むなど、社会貢献にも力を注いでいます。

まとめ

以上、シップスについて様々な側面から解説してきました。創業から70年近くが経つ老舗企業ながら、高いセレクト力と独自のスタイリングで支持を集めています。

今後もファッション業界をリードし、社会的責任を果たしていくことが期待されています。トラディショナルでスタイリッシュなブランドとして、これからも日本のファッションシーンを牽引していくことでしょう。

よくある質問

シップスの起源はどこから始まったのですか?

シップスの起源は、1952年に東京・上野のアメ横で創業した「三浦商店」にさかのぼります。創業者の三浦義哲氏が、海外からファッションアイテムを直接輸入して販売を開始したことから始まりました。

シップスの特徴はどのようなところにあるのですか?

シップスの最大の特徴は、優れたセレクト力にあります。バイヤーが世界中から厳選した高品質なアイテムを取り揃えており、特にイタリアをはじめとするヨーロッパ製のスーツやジャケットが人気です。また、トラディショナルでスタイリッシュなデザインが特徴で、クラシックなスタイルを現代的にアレンジした、タイムレスでエレガントなアイテムが多数揃っています。

シップスはどのような事業内容を展開しているのですか?

シップスの主な事業内容は、セレクトショップの運営とオリジナルブランドの展開です。国内に79店舗を展開し、SHIPS、SHIPS for women、SHIPS anyなどのブランド別に、それぞれのコンセプトに沿ったアイテムを販売しています。また、自社のオリジナルブランドも7つ展開しており、デザイン性の高さと品質の良さが評価されています。

シップスはどのような社会貢献活動に取り組んでいますか?

シップスはSDGs達成への貢献、ワークライフバランスの向上、地域貢献活動など、様々な社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。オーガニックコットンの使用や再生ポリエステルの採用など、環境に配慮した製品づくりや、サプライチェーンを通じた公正な労働慣行の確立、女性の活躍支援など、社会的責任を果たすための取り組みを行っています。

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