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年会費無料のカードを比べているのに、画面には「最大○%」「新規入会○千ポイント」。数字が多く、結局どれを選べばよいか分からなくなることがあります。
最初の比較は、いつもの店で何%になるかに絞ると整理できます。ここでは楽天カードと三井住友カード(NL)を例に、月5万円の支払いをどう配分するかで差を見ます。入会キャンペーンや家族登録などの追加条件は、計算に入れません。
楽天カードと三井住友カード(NL)の公開情報をもとに比較しています。発行には審査があります。
通常の買い物と、条件を満たした買い物を分ける
| 比較項目 | 楽天カード | 三井住友カード(NL) |
|---|---|---|
| 本カード年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本のポイント | 100円につき1ポイント(1%) | 200円(税込)につき1ポイント(0.5%) |
| 特徴を見る場面 | 日常の通常決済をまとめる | 対象コンビニ・飲食店で指定のスマホ決済を使う |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express | Visa/Mastercard |
| 注意点 | 指定の支払いは還元率が異なる | カード現物のタッチ決済は7%対象ではない |
基本条件の出典:楽天カード公式、三井住友カード(NL)公式。どちらも、すべての支払いに表の率が一律に適用されるわけではありません。
楽天カードの1%は、公共料金などでは別条件
券面画像引用:楽天カード公式サイト
画像は通常の楽天カードのVisa券面です。銀色の券面に楽天のロゴが入ったデザインで、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードとは別のカード。この記事の年会費・還元条件は通常カードを対象にしています。
日用品や衣服の通常決済をまとめる使い方なら、1%を基準に考えやすいカードです。ただし、楽天カードが指定する電気・ガス・水道などの支払い先には、500円につき1ポイントの扱いがあります。公共料金をまとめる予定なら、請求元の会社名を公式のポイント進呈率一覧で確認してください。「月のカード代全部×1%」で見積もると、実際より多く見積もることがあります。
三井住友カード(NL)の7%は、店と支払い方の両方が条件
券面画像引用:三井住友カード(NL)公式サイト
こちらはグリーンの通常カード(NL)。表面にカード番号が出ない券面が特徴です。似た名称のゴールド(NL)とは年会費や特典の条件が違うため、申込画面でも「三井住友カード(NL)」になっているか確認しましょう。
対象のコンビニ・飲食店で、スマートフォンのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済、または対象のモバイルオーダーを使うと、通常ポイントを含めて7%還元となる仕組みです。カード現物のタッチ、iD、カード差し込みなどを同じ扱いにしないこと。商業施設内など一部対象外の店舗もあります。三井住友カード公式:スマホのタッチ決済。
また、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードに関する8%の案内と、三井住友カード(NL)の7%を混同しないようにしてください。名称が似ていても別の商品です。公式FAQ:対象の支払い方法とカードごとの扱い。
月5万円なら、対象店でいくら使うと差が変わる?
次は、月5万円の支払いをどちらか1枚にまとめた場合の単純計算です。楽天カードはすべて1%、三井住友カード(NL)は7%対象分と通常0.5%分に分けます。ポイント計算単位の端数、対象外取引、キャンペーン、追加特典は除外し、1ポイント=1円相当として使える場合を想定しています。実際の付与を保証する数字ではありません。
| 5万円のうち7%対象となる金額 | 楽天カード(仮に全額1%) | 三井住友カード(NL) |
|---|---|---|
| 0円 | 500ポイント | 250ポイント |
| 4,000円 | 500ポイント | 510ポイント |
| 10,000円 | 500ポイント | 900ポイント |
4,000円の行は、対象分が4,000円×7%=280ポイント、残り46,000円×0.5%=230ポイントで合計510ポイント。対象店で月4,000円ほど使う想定なら、この条件では通常還元の差がほぼ埋まります。
ただし、4,000円は誰にでも当てはまる基準ではありません。月の総額が変われば分岐も変わりますし、公共料金の割合、ポイントを使い切れるか、対象の決済に対応したスマートフォンを使えるかでも結果は変わります。
自分の明細で計算する方法
- 直近1か月の明細を見て、対象店で普段から使っている金額を拾う。
- その支払いが指定のスマホ決済でできるか、店舗と端末の条件を確認する。
- 残りの通常決済と、還元率が違う公共料金などを分ける。
- 得られる差を月額と年額で見る。月100円差なら年1,200円相当として、管理の手間と比べる。
対象店を探して外食を増やす必要はありません。ポイントのために500円余計に使えば、その支払いで受け取るポイント以上に支出が増えます。いつもの支払いをどう処理するかで比べるのが基本です。
1枚にまとめるか、使い分けるか
支払い先を増やしたくないなら、通常決済を重視
カードを初めて持つ人や、引き落としを一つにまとめたい人は、よく使う店の通常還元と、ポイントの使い道を優先して選ぶと管理しやすくなります。楽天ポイントをすでに使っているなら楽天カードは候補になりますが、利用サービスが違うなら他社の無料カードも比較対象です。
対象店を日常的に使うなら、NLを候補に
いつもの昼食や買い物が対象になり、指定のスマホ決済で無理なく払えるなら、NLの条件付き還元には使い道があります。逆に、普段使うのが対象外のスーパーや個人店ばかりなら、7%という大きな数字だけでは判断できません。
2枚にするなら、管理を増やす価値があるか見る
通常の買い物と対象店でカードを使い分ければ、数字の上では還元を伸ばせる場面があります。その代わり、利用明細・支払日・利用枠・紛失時の連絡先が増えます。少額の差のために管理が煩雑になるなら、1枚で運用する判断も合理的です。
年会費無料でも、追加費用は別に確認する
本カードの年会費が無料でも、ETCカードなどの追加サービスまで無条件で無料とは限りません。楽天ETCカードは原則年会費550円(税込)で、楽天会員ランクなどによる免除条件があります。三井住友カードのETCは初年度無料、翌年度以降は前年にETC利用がないと550円(税込)となる条件です。楽天ETCの年会費、三井住友カードのETC案内。
支払い方法も申込時に確認したい項目です。年会費無料という表示は、分割払いやリボ払いの手数料が無料という意味ではありません。毎月の支出を把握するため、選択した支払い方法と引き落とし予定額を明細で確認してください。
申込前に見る4項目
- 基本還元だけでなく、主な支払い先の例外を確認したか。
- 7%を使うなら、対象店舗・決済方法・対応端末を確認したか。
- ポイントの使い道と、追加カードの費用を確認したか。
- 支払い方法、引き落とし日、申込資格を公式ページで確認したか。
三井住友カード(NL)は満18歳以上(高校生を除く)が申込対象。楽天カードは18歳未満・海外在住者は申込対象外と案内されています。資格を満たしていても審査の結果は別です。手続き前に、次の公式ページで現行の条件を確認してください。
楽天カードの年会費・申込条件を公式で確認する / 三井住友カード(NL)の対象条件を公式で確認する
まとめ|還元率より、いつもの支払いに合うか
幅広い普段の買い物に使いたいなら楽天カード、対象のコンビニ・飲食店で指定のスマホ決済をよく使うなら三井住友カード(NL)。まずは先月の明細を見て、どの支払いに、どの条件が当てはまるかを確かめると選びやすくなります。
少し多くポイントが付いても、そのために買い物を増やしては節約になりません。使う店、支払い方、明細の管理まで含めて、無理なく使える一枚を選んでください。
楽天カードを候補にした方は、申込前に年会費・申込資格・支払い方法を確認してください。申込先:楽天カード



